マルチモニターにしていたがやめてノートPCだけにした話

勝手な考え

始まりはノートパソコンの故障

今から数年前、安物のデスクトップパソコンに19インチのモニターを繋いで使っていた。
ノートパソコンだろうとデスクトップだろうと、とにかくその時安く買えたら何でもいいやと思っていたので、使っているパソコンはノートだったりデスクだったりコロコロ変わっていた。

新品で2年弱使っていたノートパソコンが壊れたため、とりあえず間に合わせのつもりで近所のパソコン工房に行って、中古のデスクトップPCを買った。
中古とは言え4万円程の価格で、今まで使っていたノートパソコンよりずっと性能の高いパソコンだった(逆に今までそれ以下の性能のノートパソコンを使っていたのも問題だろうが・・・)。

デスクトップパソコンになった事でモニターが必要だったが、それはもっと前に使っていたデスクトップパソコンのお古のモニターをあてがった。
19インチと数年前でも小さいモニターサイズに加え、解像度も1900*600という半端なもの。
特に気にせず不便なく使っていたが、急にもう少し大きめのモニターが欲しくなった。
ハードオフに行ってみると、数千円で24インチのフルHDモニターがいくつかある。
その中でも、ピポット機能(モニター自体を縦に回転できる)があるものを選んで購入した。
PCとスマホでネットサーフィンをよくしていたのだが、スマホの縦画面の方が記事を読むには見やすいなと感じていて、PCでも縦画面でネットサーフィンをしたらどう感じるだろうか?という疑問を解消する目的もあった。
ただ一つ、新しいモニターを買った後に問題が発生した。
今まで使っていた机は小さな折りたたみ机で、奥行きが全然ない。
そこに24インチのモニターを置くと、自分が座っている位置との距離が近くて逆に見づらいのだ。
同じくハードオフで3千円ほどの安物だが、結構大きくて奥行きもしっかりある机を購入し、そこにモニターを設置した。
すると丁度いい距離感で見やすくなった。

縦置きモニターの良い点と気になった点

実際に縦置きモニターでネットサーフィンをしてみると、記事を見た時に一目で内容の大部分を確認できるためかなり便利だった。
文章作成をする時も、1画面で1ページ全ての内容を見れて書くのが楽だし、PDFで1ページ単位で表示した時の閲覧性の良さ、縦画像を確認する時も大きく表示されるのでとても見やすいし、ネットでもマウススクロールをしなくてもサクサク記事を読めてご満悦。

しかし不満点もいくつかあった。
ユーチューブを見る時に上下に黒い仕切りができ、映像自体はモニターの中心部に小さく表示される。
ブラウザのタブを複数開いた時、横幅が狭いためタブのタイトルが確認しずらい。また少し遠くのタブを選ぶ時にいちいち探さないといけない。
これらがあったのでフッと思った。
「あれ?もう一枚モニターあったらもっと便利じゃね?」
実際、広くなった机に19インチのモニター、24インチの縦置きモニター、この2つを置いてもまだスペースに余裕があった。

勢いでトリプルモニターにしたが・・・

そしてまたハードオフに行って、安い中古の24インチモニター(ピポット機能付き)を購入。
家に帰ってあれこれ考えながら設置した結果、自分の正面に24インチの横モニター(メイン)、右側に24インチ縦モニター(サブ)、左側に19インチ横モニター(サブのサブ)、という具合におさまった。

この設置をしてからは、左モニターでユーチューブなどを流し、正面モニターでは調べ物をし、右モニターで文章を書く。という使い方をするようになった。
さらに、多くのアプリを起動した場合、24インチモニター2つそれぞれの中でアプリを分割表示することで、複数のアプリの内容を一目で確認できる素晴らしい環境へ。

そうしてしばらくその環境でパソコンを使っていたが、何も四六時中文章を書いたり調べ物をしたりしているわけじゃない。
のんびりユーチューブを見ながら酒を飲んだり食事をしたり、ネットで漫画を読んだり、キンドルで本を読んだり、割と限定的な使い方に固まるようになってきた。
マルチモニターにしてしばらく時間が経ったあと、「あれ?別にモニター1つで良くね?」と思うようになってきた。
もちろん、調べ物しながら文章を書く時や、複数の内容を閲覧しながら使う場面においては最強なのだが、それ以外では結構持て余していた。

少しモニターの数を減らそう、と思って3つあったモニターを2つにした。
2つにしても結局使うモニターはメインのものばかりだったので、2つから1つにした。
それで別に何の不便も感じなかった。
むしろ、モニターを一つにした事で集中力が増したんじゃないか?と思うくらいだった。
モニターを減らして良かった事は、机周りがスッキリしたこと。
正直モニター3つあった頃は圧迫感があった。
確かにコックピットみたいな見た目でカッコよくて、仕事してる感のある環境だったのだが、実際は狭苦しかったりマルチ画面を活かせなかったりで、特に必要はなかったのだ。
さらに言うと、ケーブル類が減った事によって、タコ足配線だった電源周りもスッキリしたし、その分(微差ではあるだろうけど)電気代も減っただろうしね。

自由に動けるノートパソコンが欲しくなって買う

そうしてさらにしばらくしてから、机の前に居場所が限定されるデスクトップパソコンじゃなくて、自由にどこでも使えるノートパソコンが欲しくなってきた。
デスクトップだからこそ出力端子が豊富でマルチモニターをやりやすかったのもあったが、モニター1つで良いとなってからは場所に縛られたくないという欲求が出てきた。
パソコン工房で買った中古のデスクトップパソコンでも不便はなかったので、それならと今度は中古のノートパソコンを買った。
価格も2万円ちょっとと安く、性能的にもネットサーフィンをするだけなので十分すぎるくらいだった。

以前もノートPCを使っていたのだが、再度ノートPCを使っていて感じたのは、場所に縛られずどこにでも持って行けて、布団の横に置いて寝ながら見れるし、キッチンで料理しながら動画を流せるし(これらはスマホでもできるが併用している)、中々便利だなと思って使っていた。

ノートパソコンに外付けモニターを付けるが・・・

そんな中、今まで24インチのモニターでネットをしていたため、ノートパソコンのモニターサイズでは満足できなくなってきた。
そこで、前にマルチモニターとして使っていた24インチモニターを、今度はノートパソコンに繋いで使ってみることにした。
場所はモニターがある所に限定されてしまうが、視認性は向上してかなり見やすくなった。
基本的にはノートパソコンの画面は使わず、24インチモニターでノートパソコンを使っていたが、使っているうちに段々面倒になってきた。
自分の性格的に、好奇心は結構強い方だが飽き性で、何かをやる時には「手軽さ」が結構大事だというのにこの頃から気づくようになっていた。
この手軽さという部分において、やはり場所が限定される外付けモニターというのは自分には合わないと感じ、それからはノートパソコン1台だけ使うようになっていった。

ノートパソコンだけ使うことの良さを再確認

ノートパソコン1台だけ使う生活になって気付いたのは、とてもスッキリしているし、狭い画面だと思っていたけど、逆に狭い画面だからこそひと目で画面全体を視認できて良いということ。
24インチは今では別に大きなサイズではないけれど、それでも多少首を動かしたり目線が大きく動いたりはしていた。
たぶん無意識だろうけど、そのことにもちょっと疲れていたんじゃないかな?
そんな事をノートパソコンだけの生活にしてから思うようになっていった。
今現在、ずっとノートパソコンだけで暮らしているが、不便はない。
さすがにちょっと調べ物をしたい、という時にはスマホを開いてパッと調べる、という手軽さにはかなわないが、文章を書く時にはやはりパソコンのキーボードで書く方が慣れているぶん楽だね。
OSをWindows11にしてからは、ブラウザの右上の四角いマーク(名前がわからん。閉じるバツマークと最小化マークの間のやつ)にマウスカーソルを合わせると、画面分割のパターンが表示され、任意のサイズで画面を分割することができるようになっているので、「一つで調べ物、もう一つで文章作成」などをする時に非常に便利になった。

経験としてマルチモニターを試したことは良かった

パソコンを買ったり、モニターを買ったり、無駄遣いをしているように感じるが、マルチモニター化は前々からやってみたいことだったし、後悔は全くない。
むしろやってみたことにより、自分にとってのメリットやデメリットがハッキリとわかったし、自分がどうしたいかもより分かるようになれた。
だから無駄というより、良い経験になったと思う。
モニターを買うにあたり、解像度やパソコン側の出力設定や端子の違いやら少しずつ勉強したし、それは今でも知識として残っているからね。

これからもノートパソコンで手軽にPCライフを味わっていく。

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