ここ数ヶ月レトロゲームを集めていた。当時の思い出など

ゲーム

一時期ゲーム集めが趣味みたいになっていた

昨日、wii本体とゲームソフトを買った記事を書いたが、ゲーム機やソフトを買う行為は昨年(2023年)の12月らへんから急にやり始めた。
ふっと「自分の欲しいものは何だろう?」と考えた時に、子供時代に遊んでいたゲーム機やゲームソフトを手元に置きたい、という欲求があるのを感じた。
たまにyoutubeで昔のゲームをプレイしている人の動画を見たりするが、すでに知っている内容と、その内容に対してどういう反応をするかを楽しみに鑑賞していた。
そうしていくうちに、自分も遊びたくなってきた。

エミュレーターを使い、ネットでごにょごにょしてゲームソフトのデータを手に入れる事は誰でもできる。
でもそうじゃない。実機で、あの頃やっていたように、ゲームソフトをゲーム機にセットして、電源ボタンを押して、コントローラーを持って、というゲームを始める前の一種の「儀式」みたいな手順、これが大事なんだよ。

あとは現物が手元にある、という感覚も大事。
ゲーム機本体、ゲームソフトのパッケージやソフト自体を持った時の、あの「重さ」「触感」「匂い」これらも今思えば凄くたくさんの情報が詰まっている。
実際、昔遊んでいたゲームソフトをお店で買って、家で包装を開けて、パッケージを持って、中から説明書やソフトを取り出した時、自分が子供時代に遊んでいた当時の思い出が蘇った。
そのゲームを買って貰った時のこと、その時に住んでいた家の風景、一緒に遊んでいた友達の姿、ゲームを遊んでいる時に母親からメシが出来たと呼ばれた記憶、それらに付随する他の当時のことなど・・・。
色んな思い出がぶわーっと頭の中に広がり、懐かしさと切なさとが入り混じった妙な感情になった。

自分が思うレトロゲームとは、だいたいプレイステーション1(PS1)あたりまでかな。
最近ではPS2もレトロゲーム扱いらしいが、あれはもうグラフィックもサウンドもまだまだ現役で通用するシロモノでしょう。
というか、スーパーファミコンも今でもバリバリ現役で通用すると思っている。
プレステからはグラフィックが3Dになっていった事もあり、ゲームがまた別の進化をしていった感覚があるが、それまではドット絵で描かれたものばかりで、特にスーパーファミコンの後期というか末期というか、1995年あたりやそれ以降に出たゲームソフトは芸術的なドット絵で描かれたグラフィックのものが多かった。

新しく買って所持しているゲーム機

じゃあ僕は実際、昨年12月からどんなゲーム機やソフトを買っていったのか?
PSvita、3DS、PS1、PS3、スーパーファミコン、ニンテンドー64、PSP、初代ファミコン(赤白の色)、wii。
ニンテンドーDSiも持っているが、これは数年前に買ったものだ。
これらは一気に買ったわけじゃなく、1ヶ月に1~2個(ハード)ずつ買い集めていった感じ。

まずPSvitaを買ったのは、自分が過去に所持したことがなく、携帯機なのにまるでPS3のような綺麗なゲーム体験ができるのを期待してだ。
この時はゲームを集めるというより遊ぶという感覚で買い始めたから、実用性?のあるものをと思って買った。
実際、ジャンク品や格安でゲームソフトも豊富に売っていたので、ゲーム機本体さえ買ってしまえば無限に遊べるだろうと。

3DSは前から欲しかったが、中々程度が良いのが見つからなかった。
遊びたいゲームは結構豊富にあるし、前世代の機種であるDSとの互換性もあるので、これ1台あるだけでかなりの種類のゲームが遊べる。
一番好きなゲームは「立体ピクロス」だ。

PS1はハードオフに3千円程で最終型が売っていて、めちゃめちゃ美品だったので手に入れた。
ジャンク品である程度のPS1ソフトを買っていたのも大きいし、自分が中学生くらいの頃のゲーム機なので、思春期真っ只中で思い入れのあるゲームも多い。
今所持しているゲームソフトの数的に、スーパーファミコンの次くらいに持っているんじゃないかな(ゲームソフトも12月から買い集めた)。

PS3は単純に遊びたいソフトが多かったからと、9千円くらいで最終型があったので買ってしまおうと思ったから。
実は昨年12月より以前、PC(Steam)でスプリンターセルブラックリストと、メタルギアソリッド5ファントムペインいうステルスゲームを遊んでいた。
これがもうドハマリして、どちらもめちゃくちゃ遊びまくった。
そしてヒットマンというゲームも体験版を遊んで気になっていたが、自分は普段ゲームをしないもんだからか、グラボを積んだPCを持っていない。
ノートパソコンで上記2つのゲームを遊んでいたが、パソコン自体は結構ヒーヒー言ってる感じ。
ところがPS3にはヒットマンもあればスプリンターセルもメタルギアも、グラセフやレッドデッドリデンプションもダークソウルもと、山程気になるゲームがある。
元々子供の頃からアクションゲームが好きで楽しんでいた。
PS3は自分と相性がいいだろうなと感じていたのもあっての購入だった。

スーパーファミコンは自分が一番好きで、一番遊んだゲーム機だ。
自分は子供時代から一世代遅れのゲーム機を遊んでいた。
周りがスーパーファミコンを遊んでいる時に僕はファミコン、周りがPS1を遊んでいる時にスーパーファミコン、周りがPS2を遊んでいる時にPS1、といった具合に、お財布事情も相まって次世代機をリアルタイムで遊ぶ機会はあまりなかった。
当時、ファミコンもスーファミもPS1も、親の知り合いや自分の友達のお古をタダで貰ったのであって、自分で買ったわけじゃない。買える金もない。
その中でも、特に一番遊んだのがスーパーファミコンでもあり、ファミコンを遊んでいた当時に友達の家や、ゲームショップの店頭にあるスーファミがとても眩しく輝いて見えた。
実際に自分がスーファミを手に入れてからは、もう嬉しくて楽しくて、やめられない止まらない状態。
500円のワゴンで手に入れたクソゲーでも、とにかく遊んでいた。
語り尽くせないほどの思い出があるゲーム機なだけに、中古で色が黄ばんでいるモノではあるが、手に入れた時は「おかえり」という気持ちになった。

ニンテンドー64は当時テレビCMで見てめちゃくちゃ憧れた。
マリオがクッパの尻尾を掴んで、ぐるぐる回しているシーンが特に印象に残っている。
友達が64を持っていたので遊ばせてもらっていたが、アナログスティックに振動パックの衝撃、マリオカート64のあまりの面白さ、いやー素晴らしいね。
ただ当時はPS1の時代でもあり、PS1が新品ソフト5800円ほどに対して64のソフトが新品で9800円くらいだったかな。
中古だとしてもまだまだ高くてとても手に入れられない。
64を手に入れたのは、中学を卒業してからバイトを始めて数年したあたりからだ。バイトをやってからは、先にPS1で欲しかったソフトを買って遊んでいたため。
64のソフトは今でも高額なものはそこそこあるね。
風来のシレン2がずっと前から気になっていたので、2千円ほどしたが買ってしまった。遊びやすくていいね。

PSPは実は2台買っている。1つはPSP1000、もう1つはPSP3000。
最初に1000を購入したが、意外と本体が重くて分厚い。そこが良いという人もいるんだろうけど、ちょっと疲れるかなと思っていたところに3000を見つけ、手にとってみると全然重さが違い、これなら遊びやすいなと思ってそちらを追加購入した感じだ。
昔PSPを持っていた時にも、僕は1000と3000を持っていた。しかも3000の方はメタリックブルーみたいな中古の本体と、青と白の色した新品の本体だった。
この時もメタルギアソリッドのピースウォーカーにハマっていたし、PSPはPS1のソフトが結構移植されているので、それを寝転んで遊べるのも良い。

初代ファミコンも前々から気になってはいた。しかし、本体だけで売っているものが多く、完品で売っているものは割と少ないと感じる。
そりゃかなり古いゲーム機だもんね。発売してからもう40年以上前かな?
この赤白のファミコンが、自分が初めて手に入れたゲーム機でもあり、うちの母親が確か祖母経由で貰ってきたものだった。
この時は小学校低学年か中学年なったくらいだったから、金もなけりゃ知識もない。
この頃はよく友達にゲームソフトを貸してもらって遊んでいたな。
自分で買ってもらって思い出があるのは、チャレンジャー、ドラゴンボールZ強襲サイヤ人、星のカービィ、とかそのへんか。
ファミコンの映像と音を送るためのRFスイッチというのがあるが、あのコードを中の銅線を切断しないようにハサミで側のコードだけ切り、出てきた銅線を古いテレビの裏にある接続部分に噛ませてセットしていた。
あと電源コードもやたら接触が悪くなったりして、ガムテープで良い状態の位置に固定してたな。
そういうアナログ感がいいんだよ。
で、最近貰ったテレビにはVHF(UHF)という端子があり、これがあれば初代ファミコンに繋げて遊ぶ事ができる。実際やってみたらできた。
昔のように銅線をむき出しで繋げるやり方ではないが、ちゃんと当時と同じ映像と音、しかも映像のにじみやバグった感じなんて最高だね。
テレビ側の設定で画面を4:3にできるので、当時と同じ画角で遊べる。
中学卒業をしてバイトしてた時代に、ニューファミコンという3色ケーブルで映像と音を出力できる新型ファミコンも持っていたけど、今結構価格が高騰しているし、そこまで遊んでいたわけじゃないから、それはまたいずれと思っている。

wiiはダイエット目的で買ったと前回の記事で書いた。
これは特に思い出などは無いが、このゲーム機が出た当時は気になっていた。しかしその頃は仕事やら何やらでバタバタしてた気がするし、興味をそそられるソフトもあまり無かったように思う。
wiiはまたこれからやっていけばいい。

中古ゲーム機やソフトとのお店での出会い

買うゲーム機は全て中古なので、出会いの有無が凄く重要だった。
度々中古屋に行く、たまに欲しかったゲーム機が売っている、その時に買う。という感じで、売っていたけどまた今度でいいかとスルーしたら、次に行った時にはもう無くなっているという事が何回かあった。だから出会ったら買うようになっていった。

ゲームソフトも同じで、ゲーム棚をざーっと見ていると「あっ!」となる瞬間がある。
「これ昔遊んでいたゲームだ」「これ遊びたいと思ってたやつだ」「これがこんな安く売ってるの?買おう」みたいな事が多々ある。

お店じゃなくてネットで買えばいいと思ったあなた、正解。
何も店で買わなくても、ネットで探せばいくらでも中古品は売っている。
僕も実店舗だけじゃなくネットで買ったりもしている。駿河屋にはかなりお世話になった。
でもお店に出向いてそこで欲しいのが見つかり、パッケージを手にとってレジに行き、お金を払って、家に持って帰り、袋から出して説明書を見たり、ゲーム機本体にセットして遊んだり・・・。
「探して見つけて買って帰って遊ぶ」というゲームを遊ぶまでの「体験」も含めて好きなんだな。

子供時代、金も無いのにゲームショップに行って、買いもしないのに色んなソフトを手にとってパッケージ裏のゲーム画面を見てワクワクする。ショーケースに入っているゲームソフトを眺める。
それだけでも楽しかったし、正月、誕生日、クリスマス、このあたりで手に入るゲームはそれはもう嬉しくて嬉しくて・・・。
そういった思い出もあるからこそ、お店でゲームを買う楽しさみたいなものが心の奥にあるんだろうな。

ゲーム機を買い集めたのもそうだけど、ゲームソフトもこの3~4ヶ月で結構買った。
それらは100円のジャンク品もあれば、2千円以上するものも混ざっているが、今見たら所持数は全ハードのソフト合計で290本ほどあった。
凄い数だよね。別にコレクターになりたいわけじゃなく、欲しくてやりたいものを買っていったらこうなっただけ。
コレクターの人は数千本、多い人で数万本とか所持しているんだろうけど、僕は集めるのが目的というわけではない。
いや目的は思い出のソフト、自分が遊ぶソフトを集める、てことだから半コレクターみたいな面はあるか。

これだけ集めたら結構満足している自分もいて、あとはこれらを少しずつ遊んでいけばいいかな、とは思っている。
思っているが、それよりも仕事をしたり、他に興味がある勉強をしたり、と時間配分が難しい。
ゲームはいつでもできるけれど、それより優先順位の高い人生のことをやった方がいいしね。
実際ゲームをやっていて「俺はこんなことをしていていいのか?」という罪悪感というか焦燥感というか、そんな感情になったりもする。
だから純粋にゲームを楽しめない自分もいる。
ゲームはやりたいけどゲームをあまりやらない、という矛盾が生じている。
でもいい。
手に入れた思い出のあるゲームをたまに手に取って眺めて、その重さや感触を楽しんでいるだけでも、自分の心が満たされる感覚はあるから。
もうちょっと自分の人生が落ち着くというか、区切りがある程度ついたら腰を据えてまたゲームを楽しみたいな。

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