以前から気になっていた大きなタンスの処分
先日、前々から断捨離したいと思っていた大きなタンスとクローゼットを処分した。
自治体の粗大ゴミ収集に連絡し、回収してもらうよう頼んだ。
自治体の粗大ゴミ収集に関しては過去に何度か記事にしている。なのでそれらの時と手順は一緒。
・断捨離したもの(木の簡易的な仏壇、古い本棚、干し竿4本)
・断捨離をした(食器棚、大きいタンス、米の収納棚、下駄箱)
・二段ベッドの残骸、親の嫁入り道具のタンスや着物などの断捨離
今回処分したタンスは、大きさが縦178cm、横118cm、奥行き44cm。
クローゼットは、縦190cm、横105cm、奥行き54cm。
かなり大きく重たいものだったので、とても一人で持ち運べるものじゃない。
しかし、クローゼットはバラす箇所(ネジ穴)が見当たらずどうしようもないが、タンスは過去に処分した時同様、引き出しを全て出して、大枠も上下分離するのでそれでイケると思い、勢いで自治体に電話をした。
電話で収集のお願いをすると、最短で3日後に回収という事だった。
なのでその日で依頼し、次の日にはスーパーのレジでリサイクル券を2枚購入(1枚700円台後半の費用)。
部屋の中でタンスをバラして置いておき、いつでも持ち出せるように準備していた。
さらに次の日、仕事が終わった後にさっさと所定のゴミ置き場に出してしまおうと思っていた所、友達から電話がかかってきた。「今から遊ぼう」と。
俺は、「今から粗大ゴミを家から出さないといけないから、もし手伝ってくれるならさっさと終わらせて、それからなら遊べる」と伝えると、「じゃあ手伝うよ」と言ってくれた。
友人の助けがあって処分できた
友達と合流し、自宅(2階)からタンスとクローゼットを運び出す。
実際に運んでみると、タンスの引き出しは問題なかったが、大枠の部分は分離して上下に分けたとしてもかなり大きく重く、友達と二人で何とか運べたが、とても一人では無理だったと気づいた。
さらにクローゼットに関してはバラすことができなかったため、大きな状態のまま運び始めるが、あまりにも大きいため自分が住んでいる家から外の通路でつっかえて運べない。
あれこれ角度を変えて動かそうとするが、もう物理的に通路の幅や高さをクローゼットのサイズが上回っており、どうにもならなかった。
引っかかったまま動かせないので、どうにか今からバラせないかと思っていたので、もういっそ構造の弱い箇所を蹴破って、無理やりにでもバラそうと思いついた。
思いっきりクローゼットの側面に何回も蹴りを入れ、バリバリと音を立てて側面の板が破れ落ちていく。
一面の側面が崩れた事で、少しクローゼット本体を斜めに傾けることができた。
すると友達が、「ここにネジ穴みたいなのがあるぞ」と言ってきた。
ホコリや汚れやらで見えなかっただけだったが、どうやら本体の上部にネジ穴があったようで、本体が傾いたことで友達から見えたようだ。
さっそくドライバーを持ち出してネジ穴を回す。
ネジ穴とドライバーのサイズが合ってなかったが、大きなネジ穴に対してドライバーの一番大きい先端がマイナスの所を使い、ネジ穴がなめないよう気をつけつつ無理やりネジを回していった。
(ドライバーは過去にダイソーで購入した、色んな種類の先端が付属しているマルチドライバーみたいなモノ)
複数あったネジを外していくと、段々クローゼットがバラけてくる。
そうして全てのネジを外したら、クローゼットが全てバラけて数枚の板となった。
これなら運べるね、ということで友達と一緒にせっせとクローゼットを所定のゴミ置き場まで運んでいく事ができた。
クローゼットはバラバラになっていたので、紐でくくりつけてひとまとめにした。
何とかタンスとクローゼットを運び出す事ができ、友達には俺の車に乗ってクーラーで涼んでもらいつつ、俺は家に戻ってリサイクル券に必要事項を記入し、タンスとクローゼットの板に貼り付ける。
そして友達が待っている車に乗り込み、一緒に食事や遊びに行った。
この時期、連日気温30度以上は当たり前で、汗だくになって運んでいたけど、心に引っかかっていたタンスとクローゼットの断捨離ができた。
後日、自治体が回収したかをゴミ庫の確認をすると、確かに収集されていた。
それを見て、心の引っ掛かりが一つ取れたような、スッキリした気持ちになれた。
自分一人ではどうしようもなかったけど、友達のおかげで何とか処分できて良かった。
処分したタンスは母親の嫁入り道具、俺は大きな家具はいらない
ちなみに、今回処分したタンスは母親の嫁入り道具の一つだったモノで、過去何回かの引っ越しを共に移動し、今の家に来てからもずっと一緒に家に置いてあったものだ。
自分の母親が亡くなるより前、雑談の中で「使わないなら処分したら良い」と本人が言っていて、母の遺品整理の中でも最もサイズが大きい物でもあった。
処分しなくても置いといたらいいじゃないか。という人もいるだろうけど、今の自分の暮らしの中ではあまりにも大きすぎる上、全く使っていなかった物でもあり、今後使う予定もなかったため、処分したいという自分の気持ちがあった。
そして自分の気持を優先させた。
色んなモノを断捨離していく中で、無くても問題ない物は多いと感じる。
「起きて半畳寝て一畳」という言葉があるけど、本当にそう思う。
これで母親の遺品整理はほぼ完了した。
母の形見としては、別で小さい時計があるのでそれで十分だ。
しかし疲れた。俺個人の物としては、今後大きな収納を手に入れる事はないだろう。