古い炊飯器
今まで使っていた安物のマイコン炊飯器があったが、知人が20年落ちの圧力IH炊飯器をくれた。
今までマイコン型しか使った事がなかったのだが、いくら古いとはいえ圧力IH炊飯器でご飯を炊くと、炊飯時間は今までの半分なのに炊き上がりがふっくら、芯まで火が通ってる感があって美味しかった。
古い型とは言え、ここまで性能の違いが味の違いに出るのかと驚いた。
安物マイコン炊飯器は押入れの中に入れて、圧力炊飯器をメインにずっと使っていた。
しかし1年半くらい使っていると、炊飯器のダイヤル(炊く米の種類や炊き方を選ぶ部分)がおかしくなってきた。
狙った項目へダイヤルを回すけど、全然動かないし、動いたとしてもうまく合わせられない。
自分は玄米を食べたり白米や雑穀にしたりと変えるので、この設定が変えられないと中々不便だった。
そして炊飯器の内釜にも大きなキズがあり、それも前々から気になっていた。
何となく家電量販店に立ち寄ると、2万円くらいで象印の圧力IH炊飯器がある。
炊飯器の性能で炊き上がりが全然違う事は体感していたのと、お米は毎日食べるものなので、新しいのを買ってしまった方が良いなと感じ、その象印の炊飯器を買った。
今まで不便に感じてた操作感も全くなく、内釜も綺麗で、炊き上がりも全く問題ない。
そして押入れに入れていたマイコン炊飯器、貰い物の圧力IH炊飯器、これはもう使わないから手放してしまおうと思った。
リサイクルショップへその2つを持ち込むが、型が古いこともあって両方買取不可だった。
今の自分なら家電量販店のリサイクルに炊飯器を出していたかもしれないが、炊飯器の事をしていたのがちょっと前だったので、売れないなら捨てるしかないかと思い、2つの炊飯器を金属ゴミに出す事にした。
出した炊飯器は、何の問題もなく所定の収集日に収集され、手放す事ができた。
(うちの自治体では炊飯器は金属ゴミ、不燃ごみとして取ってもらえる。自治体のホームページで確認済み。他の自治体ではまた違うだろうから、自分の市や区の公式ホームページを見ると良い)
祖父の形見の電動シェーバー
数年前、祖父が亡くなった時、祖母から祖父の使っていたものをいくつか貰った。
洋服などもあったが、電気シェーバーも貰う事となった。
自分がそれまで使っていたのは、家電量販店で千円で売っているような安物で、それでも別に問題はなかったけれど、祖父のシェーバーは新品だとたぶん2~3万円するようなもので、実際に使ってみると剃るスピードも綺麗さも段違いだった。
ただ一つだけ、すこし汚れが気にはなっていた。
一応、風呂場でシェーバーを洗ったのだが、汚れが落としきれない部分もあり、それは気にしつつも使っていたけど、段々嫌になってきて手放そうと思った。
形見は他にもある事と、自分が嫌な気持ちで使うのはそれはそれでスッキリしないと感じていたからだ。
これも金属ゴミに出して手放す事にした。(自治体のホームページで確認済み)
洋服
洋服は基本的にあまり買わない。
たぶん2年に1回買って、それをずーっと使い続けていた。
しかし他の断捨離をガンガンやっていき、最後の方になった時に洋服の量が気になった。
四季それぞれの服はもうあるが、それらは結構ボロボロ。
その上、持っているだけで着ない服も割とあった。
この「着ない服」と「ボロボロの服」を断捨離する事にした。
ボロボロの服は部屋着として使ってはいたけど、襟も袖もヨレヨレで穴が空いている部分もある。
部屋がスッキリしてきたからか、そういう服を着ていると逆に悪目立ちするように感じてきた。
部屋の中で誰に見せるわけでもないけど、何となく自分の気分というか、感覚的に嫌だなと感じたので処分。
自分は勢いでそのまま捨ててしまったが、今思えば掃除用の雑巾にでもしてから捨てたら良かったと思う。
次に服を捨てる時には、捨てる前に掃除用として使おうと考えている。
そこそこな量の服を断捨離して感じたのは開放感だった。
服はクローゼットに入れておくから、普段は目に見えないとタカをくくっていたが、実際に服が減ってスペースが出来ると、物凄く整理されてスッキリ服が収まっているように見える。
何より、服の選択の幅が減った事により、逆に服の選択にかかる時間も減った。
持っている服が少ないから選びようがないし、パッと見てパッと手にとってパッと着る。という感じ。
これが割と楽だ。
洋服はまだ着れるものであれば寄付も出来るし、ブランドモノであれば売る事もできるので、捨てる前に少し処分方法を考えてから取り組んだ方が良い。
自分の場合は、全部安物でノーブランドのモノ、かつボロボロだったので最初から売る事は選択肢になかった。
あと、洋服の寄付についても、自分が昔ボランティアをやった時、発展途上国宛の寄付として洋服を受け付ける作業をしていた事がある。
あくまで自分が見たことに限るのだが、これは貰っても着るのをためらうだろうと思うボロボロの服が結構あった。
不遇な人たちに着てもらいたいというより、捨てるついでに送っている、といった感じだった。
その経験があったからこそ自分が断捨離をする時には、ボロボロの服を寄付に回すという選択肢が頭に浮かばなかった。
収納
本棚、カラーボックス、小物入れ、これらも断捨離していった。
断捨離本を色々と見ていくと、結局「収納があるからモノが増える」という話が多く出てくる。
自分もそう思う。
だって空っぽの本棚があったら、そこに何か入れたり置きたくなるもん。
その実感もあったので、収納系のモノはあまり持たないようにしている。
断捨離が進んでいく事によってモノ自体が減っていく。
そうすると、それらを入れていた収納も空っぽになったり、中身スカスカになっていく。
となると、その収納はもう不要という事になる。
で、その収納を中古屋に売る。
ただそれだけの事だった。
本を断捨離したら本棚が空になったので売る。
服を断捨離したら洋服入れが空になったので売る。
小物を断捨離したので小物入れが空になり売る。
そういった感じで、家の中のモノ自体が減った事によって収納も不要になるので、その段階に来てから自分は収納を断捨離をした。
収納を断捨離して気付いたが、やはりモノを入れるスペースが無かったら、そもそもそこに何か入れるという発想も無くなるので、モノが増えにくい。
置くスペースがないから、そもそも何かを置くという考えにならない。
断捨離本でよく書いてあった、「収納があるからモノが増える」というのは本当なんだなと実感した。