断捨離をした(食器棚、大きいタンス、米の収納棚、下駄箱)

断捨離

前に自治体の粗大ゴミ収集にお願いした話を書いたが、家にある重たいが一人で何とか持てるモノに関しては、再度自治体の粗大ゴミ収集にお願いしようと考えていた。

前と同じように自治体の粗大ゴミ収集の受付に電話をして、自分の氏名、電話番号、住所、収集物を伝え、今回も一気に収集してもらいたかったので4個の収集で、2回分の利用という事にした。
これで僕は、今年度の自治体による粗大ゴミ収集の上限に達したため、来年の4月まで自治体に粗大ごみを収集してもらう事は出来ない。
だからこそ、前回よりも大きくて持ち運びが大変なモノばかりをお願いした。
今回お願いした物は、食器棚、大きいタンス、米の収納棚、下駄箱の4つ。

食器棚

食器棚は多少使ってはいたけど、中に置いてある物を見直すとそこまで必要な物がなく、また古かったため傷んでいたりした事と、場所を結構取っている事から処分する事にした。
何かを置く台としては丁度よい高さではあったがやはり古くなってきた事と、置いている場所的にちょっと邪魔で、他に置ける良い場所がないという事もある。

大きいタンス

大きいタンスは、子供時代に使っていたけど今はもう何も入っていなかった。
というより、10年近く前に一回断捨離を試みた際、中に入っていた子供服や全く使っていなかった服などを処分し、空っぽになったままって感じ。
一番上の引き出しは2つあり、その中にはパンパンに詰まった領収書や明細などが入っていたので、それは一個ずつ封筒の中身を確認したりしつつ処分をしていった。
本当に古い明細や通帳などが入っていたが、上の方にあるそれらを片付けていくと、下に埋まる状態でたくさん写真があった。
自分では記憶にないが、親と一緒に他の家の家族と旅行に行ったものや、自分が幼い頃の写真、親が若い頃に遊びに行っていた写真など、自分が目にする事のないものが多かった。
懐かしいと思いつつ、一つずつ見ていくと時間がかかるため、それらはまとめて床の一箇所に置いて後日見ていく事に。

他にもポケベルや子供時代使ってた定規などもあったが、一番驚いたのが現金。
給与明細とそれを入れた袋が大量に入っている中、茶封筒もあったため中を確認すると現金4万円が入っていた。
古い家の中を掃除しているとお金が出てきた、という話を聞く事はあったが、まさか自分も同じようにお金が出てくるとは思わなかった。
福沢諭吉が描かれた1万円札が4枚だったが、どうも今の1万円札と違う。
調べてみると、聖徳太子の次に福沢諭吉なのだが、一回福沢諭吉のまま新札にリニューアルされていたらしい。
つまり1代目と2代目の福沢諭吉1万円札がある。
僕が見つけたのはその1代目。
これは後日、銀行に行って聞いてみると新しいお札に換えてもらえた。
1代目福沢諭吉から渋沢栄一に変わった。

とにかく中身を全部出して、大きなタンスは空っぽにできた。
このタンスは思い出が色々あって、自分が幼少期から使っていたので当時のお菓子のシール、それこそビックリマンやドラゴンボールやセーラームーンなどのものが貼られていた。
ケンちゃんラーメンとかダイの大冒険とかもあり、かなり懐かしい。
でももう自分には必要ないものなので、感謝しながら処分する事にした。
もちろん、場所をかなり取っていた。

米の収納棚

これは何かよく分からないが、確か昔に親が使っていた時は米を入れていたように思う。
金属とプラスチックでそこそこの大きさであり、いつからか米の収納棚としては使わなくなり、ちょっとモノを置けるスペースがあったのでそこに調味料やらちょっとしたキッチン道具を置いたりしていた。
これも例の漏れずかなり古いもののため傷んでいて、他と同じように結構場所を取っていた。
別に調味料置き場として使えばいいと言われそうだが、大きなスペースを取っている割に置けるモノは限られてしまっていたので、処分して出来たスペースを利用する方が確実に有益だなと思う。

下駄箱

下駄箱も今はもうほとんど使っていない物の一つだった。
家族皆で住んでいた時代は必要だったが、今は自分一人だけかつ持っている靴も全部で5足程度(スニーカー2足、黒革靴1足、サンダル1足、長靴1足)なため、こんな大きな下駄箱は必要ない。
この下駄箱が無くなれば玄関がかなり広くなり、結構開放感が出るんじゃないかと前々から思っていた。
せっかくこの機会なのでこれも処分する事にした。

公営住宅2階の家からの持ち出しは中々しんどい

周りに頼れる人もいないので、全部自分でゴミ置き場まで持って行く。
収集日の当日だと何か不備があるといけないので、前日に所定のゴミ置き場まで各粗大ゴミを持って行く事にした。

まず下駄箱。
これをどかして玄関の空間を広げないと、その他の物を外に出す時に手間取るから。
玄関にある靴は一旦どかして動けるスペースを作り、下駄箱の扉を外し、下駄箱の天井部分を両手で持ち、そのまま階段をゆっくり下りながら進む。
階段は共同スペースなので傷を付けるわけにはいかない。
慎重に持っていくが、慎重になると移動がゆっくりになり、ゆっくりやってると腕に負担がかかりキツイ。
それでも何とか1階まで持っていき、そこからゴミ置き場までもうひと頑張りした。
この日は夏の炎天下の中だったため、この1個を下ろすだけでも汗だらだら。
自分が動くたびに汗がポタポタ落ちてきて、目にも汗が入る。

次に食器棚。
食器棚から玄関までのルートを確保して、食器棚の天井部分を両手で持ってそのまま家のドアを出て、階段をゆっくり下りながら進む。
運び方は下駄箱と一緒。
これもゴミ置き場まで何とか持っていく。

次に米の収納棚。
これは多少分解が出来たため、ドライバーである程度バラしてから運ぶ。
だが大きいためバラしてもゴミ袋に入れられない部分がある。
それを粗大ゴミとして捨て、バラして小さくなった部分は金属ゴミの袋に入れる。
これは4つの物の中でサイズが一番小さい(バラして小さくなった)が、持つ場所が特にない。
なので自分から見て手前の角と奥の角を両手で持ち、またゆっくり慎重にゴミ置き場まで運んでいく。
サイズは小さめだが、持ちにくいからこれが一番面倒だったかもしれない。

最後に大きなタンス。
これは事前に確認したことだが、タンスをよく見るとタンス真ん中らへんに切れ目がある。
試しにタンス上らへんの引き出しをいくつか出して、タンス上部分を持ち上げてみるとタンス上下で分離できるようになっていた。
事前にこれが分かったからこそ、自分に外に持ち出せると思って粗大ゴミ収集にお願いできた(分離出来なければ業者に頼むしかなかった)。
とりあえずタンスの引き出しを全部出して、まず引き出しを両手に持てる分だけ持って1階のゴミ置き場まで運ぶ。
2階の自宅の部屋に戻り、また引き出しを持って1階のごみ置き場まで行く。
これを引き出しが無くなるまで繰り返し、最後にタンスの上部と下部を1つずつゴミ置き場まで運んだ。
そしてゴミ置き場の中にタンス上部と下部を置き、次々と引き出しを入れていく。
これでタンスの移動は終わり。

粗大ゴミにリサイクル券を貼り家の中の掃除

僕の住んでいる公営住宅のゴミ置き場はコンクリートで作られた屋根と壁のあるタイプで、そこに4つの粗大ゴミが丁度ギリギリ全部入った。
ゴミ置き場の正面から見て分かるようにリサイクル券を各粗大ゴミに貼る。
これであとは明日、自治体の粗大ゴミ収集の方が来られて持って行って終わり。
汗だくになり、Tシャツもびしょびしょ。
とりあえずシャツだけ着替えて、次はモノがあった場所の掃除をしていく。

部屋を見渡すと、本当に広くなって開放感がある。
前回、仏壇とその下にあったカラーボックスを処分した話を書いたが、その時にも開放感は感じたが、そこからさらに大物家具が減ったのでもっと広くなった感覚。
さすがに長年動かしていなかったタンスや棚だったため、元あった場所はホコリまみれ。
そこに掃除機をかけ、壁などを拭くと、部屋の中の空気が変わる感じがした。
それぞれのモノが置いてあった場所を同様に掃除していくほどに、家の中の全体の空気が良くなっていく感覚。
そうして掃除も終わって風呂に入り、着替えて部屋に戻って横たわると、何とも言えない爽快感と開放感。
本当に、ほんとぉ~に部屋が広くなった。
自分の家の部屋って、こんなに広かったんだと気づく。
引っ越しなどで新しい家に入居前、部屋にモノが何もないから凄く広く感じるアレ。

とにかくこの日はクタクタになった。
全部一人でやるしかなかったが、誰か頼れる人がいるなら絶対に一緒にやった方が良い。
そして大物を処分するつもりなら、仕事の後とかじゃなく休日や、もしくは休みを確保してやるのがいい。
それだけ時間も体力も色々消費してしまうから・・・。

後日、ちゃんと全ての粗大ゴミを回収してもらえたのを確認して、安心して大物家具4つの処分を終えられた。

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