本の断捨離を軽くやった
以前、本の断捨離をある程度して、紙の所持本600冊→300冊→200冊まで減らしていったことを書いた。
(参照:CD、DVD、Blu-ray、本、スタンドライトの断捨離)
前回の本の断捨離が今年(2025年)2月頃だったが、それからの本はずっと所持したままだった。
「読まなきゃなぁ」と思いながらも本を中々読まず、そんな中この春から環境が少し変わってさらに読書から遠のく。
頭の中では積読の事が少し気になり、読まないなら売るなり譲るなりで他の誰かの手に取ってもらう方が良いなとも思っていたが、ちょっとバタバタしてたのもあり先延ばし。
4月5月が過ぎてようやく落ち着いてきたので、家にある本を改めて見返してみる。
以前行った断捨離の時に「もうこれ以上本は処分できない」と思っていたが、あれから数ヶ月経ち、自分の環境や内面が変化しているからか、その時手放せないと思っていた本でも、今見るとそんなに要らないかな、と思うように見えるから不思議だ。
Kindleの電子書籍もいくつかあるが、とりあえず家にある紙の本を数えると215冊あった。
その中から、これはもう読まないな、軽く読んだけど読み返さないな、この本の中身はもう身についてるから要らないな、と思った本を軽く目次を見つつ自分がどう思うかも含め選んでいき、結局38冊ほど不要だと思い断捨離することに。
ネットで一冊ずつ売るのは面倒だったので、近所の古本屋にまとめて持って行った。
8分ほどで査定が済み、焼けがあったり買い取り不可の本もあったが、31冊ほどで3千円弱の買い取りとなったのでお願いした。
一冊あたり450円や300円、100円などの本もあったが、だいたいは5~10円程度の本ばかりではある。
それでももう自分が読まずに積んでおくよりは、他の誰かに読んでもらった方が良いのと、家にずっと置いておくよりは良いとも思うので、小銭程度の買い取りだとしても引き取ってもらえるだけでいい。
たまに「積読肯定派」の意見も目にするけど、自分の場合は積読が多いと頭のどこかで無意識に「読まなきゃ」という考えが残り、それが使っていない家電なのにコンセントに電源を挿していて、待機電力をジワジワ消費している。という感覚があるため、自分は積読の中でも不要だと思うものはドンドン断捨離した方が良いと思っている派だ。
31冊の断捨離は本を読む人間の数としては少ない方だが、カバンにそれらの本を入れた時、ずっしりとかなり重たかった。
この重さが取れた分だけ自分が身軽になれる気がしたので、これでいい。
これで家にある本は184冊。
本好きとしては少ない冊数だが、一般的に見たらまだまだ多いな。
読書のやり方を変えようと思う
こうして本の断捨離をしていて「本の読み方を変えよう」と感じた。
今まではどんなジャンルの本でも最初から最後まで通して見ていたけど、そうじゃなくて本の中の「急所、要所」だけを拾い読みするので良いんじゃないかと。
小説などの物語でそれをするのは難しいが、自分は小説はほとんど読まない人間なので、所持している本は何かを学ぶ系が多い。
それらは目次を見て、必要と思うところだけを読み、自分の中に入ったら断捨離する、という流れで良いように思った。
あと、自分は今まで本というものをどこか真面目に捉えすぎたり、神格化しているふしがあった。
この本を読めば自分は変われたり、知識がついたり、色々と成長できる。
という錯覚。
本を読んで心の変化や知識を得ることもあるが、そうじゃないものもたくさんある。
むしろ、そうじゃない本の方が大多数じゃないかな。
そして本を読んでいて感じる事の中に、「言い回しが回りくどいな」「こんな長文じゃなくて一言でまとめられるのでは」「その説明要らなくないか」と思うような文章もかなりある。
それこそ、タイトルと目次さえ見れば、要所は掴める感覚すらある。
本という体裁を保つため、変に文章を長くしているようにも感じる。
これは洋書だとかなり多く、一つの事柄を説明するために長々と誰々がどうしてこうして~・・・、という話が延々続くこともあり、それで読む気が無くなる場合も結構多い。
80対20のパレートの法則じゃないが、本1冊を100とした時、その中の内容の20だけが大事なことで、それ以外の80は別に要らないんじゃないかと思ってきている。
だからこそ、急所や要所の拾い読みなり、目次を見て気になる項目だけを見て、その本の読書は終わり。というやり方で良いと思った。
そういう読書のやり方をしていけば、積読も解消されていくし、もう不要と思った本はドンドン断捨離もしていける。
という自分の気持ちを書きながら、この記事の内容も8割は無駄な記述が多いんじゃないかと思いつつ、残り2割をまとめるなら、
・積読は悪いことじゃないが、無意識にでも負担になるなら解消した方が良い
・本の読み方を急所や要所だけ捉えるよう変えたらいい
ってだけのこと。長々と失礼。
追記:
この記事を書いてアップした3日後、家にある本をさらに断捨離した。
自分の現在の人生の目標に合致しないジャンルの本、それをテーマに取り出してみた所、新たに41冊の本を断捨離する事になった。
これで家にある紙の本の総数は143冊。
これらの本は、「今の自分」にとっては必要だと思うものなので、少しずつ読んで自分のものにしていきたい。
ちなみに、Kindle端末を起動して電子書籍を確認してみるといくつか本があった。
読まない本はドンドン消して、読むものだけを残すと30冊ほど。
読まない本を断捨離して所持本を減らすことにより、何だか頭の中が少し軽くなったような感覚がある。
やはり積ん読(積みゲーもだが)は、家にあるだけで頭の中に無意識に「読まなきゃ(消化しなきゃ)」という変な義務感が生じて、どこかで心の負担になっていたんだと思う。
本もゲームも自分の適量というのがあるなら、そこまで多くないのかもしれない。