昨年秋の腸炎から半年で18キロ痩せた話。食べなきゃ痩せる

ダイエット

急な腹の激痛にのたうち回る、そこから3日間の絶食

2023年9月中頃、仕事も終わり帰って食事をしていたのが夜10時頃。
そこからのんびりして、ウトウトしだして寝たのが0時前くらいだったか。
翌朝、急に猛烈な腹痛があって起きた。
もう痛くて痛くて、ワイの体はどうなってしもたんや?と思いながら、ずっと横になりつつゴロゴロと体を左右に揺らしながら、脂汗や冷や汗、めまいに寒気、強烈な痛みに耐えていた。

その1時間後に便意があったのでトイレに行くが、少量のコロコロしたのが出ただけ。
それから3回ほどトイレに行き同じような感じだったが、また強烈な腹痛が来たのでトイレに行って便を出したら、出てきたのが便じゃなくて血の塊みたいなゼリー状のものだった。
赤いゼリーがそこそこの量出てめっちゃビビったね。
これは何か重大な病気なのか?と思っていたが、あいにく今日は土曜日だったので病院にはすぐに行かなかった。
過去の経験から、病院の救急外来に行ってもとりあえず薬を出されて「また土日あけの平日来てね」と言われるのがオチ、と思っていたからだ。
さらに悪いことに、土日あけの月曜日は祝日となっていて、この3日間はとにかく我慢することにした。


マネしないでね。自分の場合はそうしただけであって、この記事を見てる人が何かあったとしたら、すぐ病院で診てもらった方がいいと思います。

とにかく、下手に食事をしてまたあの赤いゼリーが出るのを見たくない、少し熱っぽいし食欲もない、ということから絶食することにした。
そこから3日間、水を飲むだけで何も食べない生活をしていた。
仕事はその間なかったのでとにかくひたすら横になる。PCで動画を見ても疲れたり具合が悪くなるので、とにかく横になる。

そして3日が過ぎ、4日目の午前中に大きい病院の胃腸科へ行く。
自分の症状や経過を伝えると、病院の先生は「虚血性腸炎じゃないか?」と言っていた。
詳しいことは大腸内視鏡検査をしてみないと分からないが、症状と経過を聞く感じだと今はそういうことしか分からないみたい。
虚血性腸炎は大腸の血管の詰まりだから、心筋梗塞みたいな絞めるような痛み、それに伴う冷や汗や貧血っぽさがあるようだ。
だからあんなに冷や汗や脂汗が出たり、フラフラして力が入らなかったのか。
何かあればまた来てと言われ、とりあえず後日、大腸内視鏡検査を受ける事にしてその日は整腸剤と葛根湯を貰って帰った。

食事についても、「(自分の場合は)刺激物や消化に悪いものじゃなければ、普通に食べていい」と言われたが、とりあえず帰ったらお粥と具なしの味噌汁を飲むことにする。
言っても3日間何も食べてないから、急に胃に物を入れるのは怖かったから。

帰宅後に気になって体重を測ってみると、3キロ減っていた。
自分は男で、平均身長よりちょい低い背だが、体重は腸炎になる直前は88キロもあった。体脂肪も31%と立派なおでぶちゃん。
食べること、飲むことしか楽しみがないので、そんな生活をしていたらぶくぶくと太っていったのだ。
しかし今測ったら85キロ。
これはいいキッカケかもしれないと思い、そこからお粥と味噌汁の生活が始まる。

お粥と味噌汁の生活で勝手に痩せていく

そこから3ヶ月の間はずっとお粥と味噌汁の生活をしていた。
お粥と味噌汁を腹八分で1日2食。
その間に大腸内視鏡検査を受け、何も異常がなかったため普通の食事にしてもよかったが、たまに下腹部にチクチクした違和感と血便があったので、大事をとってそういう食生活を送っていた。
1日2食なのは、子供の頃から1日2食だったから(朝食を食べる習慣がなかった)。

その間あまり体重を測っていなかったが、体重を測るごとに減っているのを見ると驚いた。
何だ、結局食べなかったら痩せるんじゃん。
3ヶ月過ぎたあたりから普通の食事をしたかったのもあり、今何キロだろうと体重計に乗ったらあらびっくり、体重が76キロまで落ちている。
3ヶ月で体重88キロから76キロ、12キロも減っていた。
やっていた事と言えば「お粥と味噌汁」「1日2食」「腹八分」のこれだけ。
運動する気にもならなかったので、一切運動もしていないし、仕事内容も体を使うものではない。
なので食事制限だけでこれだけ痩せた。

ただ一つ注意したいのは、この食生活をしていた最初の方は「少しフラフラするな」「何だか力が入らないな」と感じていたので、行きつけの内科の先生に相談して血液検査をしたところ、タンパク質が全然足りていなかった。
ケトンの数値が+3だか何だかわからないが、そんなことを言われ、米と汁だけじゃなくしっかりタンパク質もとるよう指導された。
なので内容としては、米は前日に浸水させていた白米と雑穀や玄米のミックス、それを40分程度かけて弱火でじっくりお粥にしていったもの。
味噌汁は、大根と青菜と魚のタラと鮭を具にして、出汁とは別で鰹節もふりかけた味噌汁を食べていた。
それでも力が出ない時は卵を追加したり、たまーに鶏肉も味噌汁に追加して食べたりもしていた。
ただあまり肉は食べないようにしていたかも。血管の詰まりでまた腸炎になるかもしれないという恐怖心があったからね。
だからタンパク質は魚や卵でとっていた。

お粥と味噌汁3ヶ月生活から、米と味噌汁とおかず3ヶ月生活が始まる

3ヶ月のお粥と味噌汁生活を終えたキッカケは、「米を噛みてぇ!」という欲求。
お粥は最初は水っぽいもの、そこから徐々に水分を少なくしたお粥に変えてはいったが、粒だった米をめっちゃ噛みたい気持ちが出てきた。
たぶん体はかなり回復していたんだろう。下腹部の違和感や血便もなくなっていってた。

このお粥と味噌汁生活をして一つ気付いたことがある。
とにかく楽。
お粥を作るのは時間がかかってはいたが、味噌汁なんて具材を切って入れて煮込んで終わりだし、食器洗いもご飯茶碗、汁椀、土鍋、片手鍋、まな板、包丁だけ洗えばいい。
野菜は冷蔵庫である程度保つし、魚は冷凍しておいて使う前夜にキッチンに出して自然解凍。
腸炎になる前の食生活は、昼間は炊いた米に適当に買ってきたおかずを付けて、仕事終わりには半額の惣菜を買って食べる。というものだった。
だから米と汁の生活は、食費も安くなり買い物の手間も減り、結構楽な印象がある。
なのでお粥と味噌汁生活から、今度は米と味噌汁の生活になっていった。
米と汁を中心にしつつ、たまに卵や魚を焼いておかずにしたり、肉を食べたりもしていた。
そんな生活がさらに3ヶ月続いた。

お粥と味噌汁生活3ヶ月で、88キロから76キロのマイナス12キロ。
米と味噌汁とおかず生活3ヶ月で、76キロから70キロのマイナス6キロ。
気がつけば、腸炎で体調を崩してから半年で18キロも痩せていた。

別に無理していたわけじゃないが、粗食生活をする前が食べ過ぎ飲み過ぎだったのでここまで痩せたんだろう。
体重もめちゃくちゃ多かったしね。

痩せて体が楽になった、からのさらに痩せたい欲が出る

そしてこれを書いている今現在、体重は69キロとなっていて、米と味噌汁中心の生活は続いている。
ここまで痩せると、知り合いに会うと驚かれる。
みんな口を揃えて痩せた痩せたと言ってくる。
しかし腸炎での体調不良と粗食生活のことを話すと、誰もマネしようとはせず「そっか・・・」みたいな反応。
病気と食事制限だから何も言えないのかね。

今、体重が69キロになり体もかなり楽になった。
80キロ台の頃は、布団で仰向けに寝ていると、アゴと首の脂肪が詰まるからか息苦しくて、横向きにしか寝られなかった。
外を少し歩いただけで息切れを起こし、すぐ足が棒になる。
服を着ても体がパンパン、顔もパンパン、マスクをしてもマスクから余裕で顔の肉がはみ出している。
座っている体勢から立つ時に、よっこらせ、といちいち労力がかかる。

他にも色々あった気がするが、そういうのは今はほぼ無くなってきた。
まだ標準よりも10キロ近く太っているので、まだまだだ。
80キロ台の頃は、標準体重が遥か遠くにあるので半ばダイエットも諦めていたが、今は頑張れば、そして時間をかければ手が届く範囲だと思っているので、これから少しずつ体を絞っていきたい。

そして最近、古いゲーム機だがwii(ウィー)を中古で購入した。
このwiiの運動系ゲームを色々手に入れたので、今までは食事制限だけで痩せてきたのを、そこに運動もプラスしてさらに痩せようという魂胆だ。
そこのところは、次の記事に詳しく書いていこうと思う。

とにかく、体調不良がきっかけになったが、「お粥(米)と味噌汁」「1日2食」「腹八分」を続けただけでスルスルと痩せていったので、結局は「食べなきゃ痩せる」というのは、自分にとっては真実だった、というお話。
あくまでも食べ過ぎ飲み過ぎから、って前提だけど。

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