二段ベッドの残骸、親の嫁入り道具のタンスや着物などの断捨離

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二段ベッドの残骸

自分が子供時代に、親がどこかから貰ってきた二段ベッドが家にあった。
さすがに大きかったので、車に積んでごみ処理施設へ持って行く事もできなかった。
そのベッド自体は木で出来ていたため、折り畳めるノコギリを買ってきて、バラした二段ベッドのパーツをベランダでギコギコとベッドを切って小さくしていった。
45リットルの燃やせるゴミ袋にギリギリ入るくらいのサイズにして、きつきつではあったが無理やり袋に入れていき、ゴミの日に出して収集してもらえた。
しかし、ずっとノコギリで切っていたので途中で力尽きて、まだパーツ(ベッドの大きい敷板6~8枚ほど)は残ったまま、また切るのも面倒になって放置していた。

しばらくしてから、家の断捨離をしている中でやはり残ったベッドの残骸が気になる。
その時は自治体の粗大ゴミ回収に電話するタイミングだったのもあり、二段ベッドの残骸を回収してもらえるか聞くと、良いとのこと。
ベッドの残骸(大きな敷板数枚)を紐で十字にくくり、一つの塊にして出す事にした。
そして思った。
「いや、最初からベッドのパーツそれぞれ紐でくくって、自治体の粗大ゴミ回収に出せば楽だったじゃん・・・」
あとの祭りだ。
でもこれで、家の中で大きな存在感があった二段ベッドとそのパーツが消え、かなりのスペースが広がり、圧迫感も減った。

親の嫁入り道具のタンス

自分の親が亡くなる1~2年前、親と雑談をしている中で「昔から家にある大きなタンス」と「その中身」の処分について話した事があった。
大きく立派な木のタンスは、母親が嫁入りする時に祖父母(親の親)に買ってもらったモノだったようだ。
昔は嫁入りする時に、大きなタンスや化粧台やらそういうのを買って新居に置く、というのが割とあったらしい。

そして親が亡くなり、俺は3ヶ月ほど落ち込んで何も手につかなかったが、徐々に心が回復していき、ふっと親の遺品整理をしようと思い立った。
元々、家の中の断捨離を始めたのもこの親の遺品整理がキッカケで、遺品整理の勢いのまま、前から気になっていた押し入れの中の不要なモノや、そのほか家にある不要なモノなどの整理に取り掛かる流れになった。

とにかく、親が嫁入り道具と言っていた大きなタンスがあるが、実はこのタンスはまだ手放してはいない。
手放すつもりだったのだが、断捨離を始めたのが昨年6月後半からで、そこから粗大ゴミ収集をお願いしていき、今年度の自治体での粗大ゴミ収集の品数と回数が上限になったため、この大きなタンスは来年度に持ち越す事にした。
今度の4月になったらまたお願い出来るようになるので、そこでこのタンスを引き取ってもらうようにする。

たぶんコレも嫁入り道具だったと思うが、別の部屋にもう一つ大きなタンスがあった。
「断捨離をした(食器棚、大きいタンス、米の収納棚、下駄箱)」という過去記事に書いてあるのでよければ見てね。
その時に書いてなかったが、タンスの大きさは確か、高さ150cm、横幅110cm、奥行70cmだったように記憶している。
自治体の粗大ゴミ収集に電話した時、出すモノとそのサイズを聞かれるので測っていたが、このくらいの大きさだったはず。
そして、来年度に処分予定の親の嫁入りタンスは、もう2回りくらい大きい。
自分の身長より全然高く、幅も広く、重量もある。
業者に頼んで処分してもらうのが一番楽ではあるが、それでもそこそこ費用がかかるため、自分で出来る事は自分でやりたい。

親の着物や衣類

まだ処分していない大きな嫁入りタンスの中に、着物、洋服、俺のへその緒がしまってあった。
たぶん結婚してから数十年、何もかまっていなかったであろう着物。
これはもう、ガンガン燃やせるゴミの袋に入れて捨てていった。
なぜそうしたか、実は今でも俺は分からない。
その当時、まだ断捨離をする前だったような気がするので、家の中にはとにかくモノで溢れていて圧迫感があった。
それを少しでも早く、無くそう無くそうとしていたのは覚えている。
そんな中だったからか、ホイホイとゴミ袋へ入れていく。
今振り返ってみると、あの着物類はどこかリサイクルに出すとか、せめて資源ごみに出すとか、そういう処分方法をした方が良かったと後悔している。
たぶん結婚式で着たであろう着物だった。
鮮やかな赤を基調としたもので、金色の草履(ぞうり)も一緒に入れてあった。
一応写真には撮ってはあるので見返す事はできるのだが、家の中の8~9割のモノを手放した今なら、あれ位の荷物は保管できた。

実体験からの断捨離時の注意点

断捨離は勢いが大事という意見や、自分がときめくモノは残すという意見、今不要なモノは持っておく事はないという意見やら色々ある。
実際に断捨離しまくって家にモノが無い今だから思う事としては、「あせらないでやればいい」という気持ちが強い。
俺の場合、モノが多いのが精神衛生上きつくて、とにかくそこから脱出したいという思いが強すぎたために、何でも勢いで断捨離していった。
でもそんなにあせる必要なんてなかった、と今では思う。
だからこそ、もし今断捨離に悩んでいる人がいてこの記事を読んでいるなら、勢いも大事だが、あせらなくていいよと言いたい。
そして、「自分の気持が不安定な時」には断捨離をしない方が良い、とも思っている。
なぜなら気持ちが不安定だからこそ、判断が鈍ったり、おかしかったりするからだ。
断捨離は「手放す」「残す」の判断の連続だ。
そんな判断しまくる状況を、精神不安定な時にやるもんじゃない。
だから、俺はミスした。
親の着物や、もう二度と手に入らないモノをやすやすと処分してしまった。

だから断捨離時の注意点としては2点。
・あせらないでやればいい
・自分の気持が不安定な時には断捨離をしない

色んな意見はあるだろうけど、個人的にはココに気をつけていけば、なるべく断捨離後の後悔を減らせると思う。
逆にそれだと断捨離が進まないという事もあるかもしれないが、それこそあせらなくていい、と思う。
(ゴミ屋敷の場合は別ね)

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